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国瑞彦神社(徳島市伊賀町)御朱印は?歴史は?歴代の阿波藩主を祀る神社です

国瑞彦神社(徳島市伊賀町)御朱印は?歴史は?歴代の阿波藩主を祀る神社です

本日は前回の八幡神社に続いて、同じ境内にある 国瑞彦(くにたまひこ)神社 についてご紹介したいと思います。

地元の方には「くにまさん」と呼ばれ親しまれているとの事ですが、一方で歴代の阿波藩主を祀っているという厳格な感じもします。

ですが、実際に行ってみると、とてもシンプルで、八幡神社と比べるととてもあっさりとした神社となっています。それも当然と言えば当然ですね。八幡神社は天皇を祀っているので阿波藩主を祀った国瑞彦神社の方をゴージャスにするわけにもいかなかったんでしょう。

国瑞彦神社のようす

国瑞彦神社の横には、保育園があって、子供達のはしゃぐ声が賑やかに聞こえてきます。賑やかで良いですね♪

注連柱(しめばしら)

まず目に見えてくるのはこの注連柱(しめばしら)。

蜂須賀正韶と書いてあります。17代藩主ですね。

この注連柱というのが最初よく知らずにいて調べました。

注連柱(しめばしら)とは

注連柱とは、鳥居の原型となっている柱で、鳥居や拝殿の前に一対で建てられているというものです。鳥居がなく、注連柱だけの神社もあるとの事。まさにこの国瑞彦神社も鳥居はありません。

境内の中

そして境内に入る手前に小さな橋があります。

ここに水路がありますが、水はわりとキレイでした。
夏場は蚊が多くて大変ですが。。

もう少し進むと、社殿があります。

そう、もう一度言いますが、歴代藩主が祀られている神社です。

その割にすごくコンパクトな社殿です。。

でも、社殿の大きさが大事なんではないですよ!大事なのは心ですね!

手水舎

至ってシンプルな手水舎となっております。

国瑞彦神社について

国瑞彦神社(くにたまひこ)旧県社

●御祭神・・・蜂須賀家政公ほか歴代藩主命
●例祭・・・・十月二十四日
●由緒
天正十五年(1587年)藩祖家政公は徳島に築城し、子孫世々其の封を襲うて明治に至った。当神社は、文化三年(1806年)十一代藩主治昭公が家政公を偲び国瑞彦の神号を受けて奉祀した。明治四年最後の藩主茂韶公が東京移転に際し、正勝公以下歴代の藩主と文武有功の士九十二人の霊を合祀明治七年郷社同十二年県社に列した。現社殿は、昭和六十三年(1988年)三月に新築された。

歴代藩主

藩祖 家政(いえまさ)
1、至鎮(よししげ)
2、忠英(ただてる)
3、光隆(みつたか)
4、綱通(つなみち)
5、綱矩(つなのり)
6、宗員(むねかず)
7、宗英(むねてる)
8、宗鎮(むねしげ)
9、至央(よしひさ)
10、重喜(しげよし)
11、治昭(はるあき)
12、斉昌(なりまさ)
13、斉裕(なりひろ)
14、茂韶(もちあき)

国瑞彦神社の歴史

眉山東麓に位置し、境内には徳島県下の神社を包括する徳島県神社帳の庁舎がある。文化三年(1806年)に第11代徳島藩主・蜂須賀治昭が藩祖・蜂須賀家政を偲び国瑞彦の神号を受けて伊賀町に八幡神社の北隣に祀ったことに始まる。

 藩主・蜂須賀氏より篤く崇敬され、江戸期には祭祀料として銀3貫10匁の奉納を受けた。明治維新後は祭典諸費金300円が奉納され、社殿修復なども蜂須賀氏が行ったという。

 鳥居から神門にかけて城の枡形を思わせる境内は、1.8mの石垣と堀をめぐらし武器庫のような土蔵の神庫や勤番所などがあり、祭礼の際槍や薙刀・火縄銃を立て並べた。

 明治7年(1874年)に郷社に列し、同12年(1879年)に県社に昇格した。

 もと徳島城城山にあって、当社に合祀されていた竜王宮(「延喜式」神名帳名方群条にみえる「天石門別豊玉比売神社」に比定される)は春日神社(徳島市)へ移された。徳島城内の竜王神社の名残は、徳島城跡の竜王さんのクスなど。

Wikipediaより引用

御朱印について

御朱印については、八幡神社の前にある社務所にて拝受できるとのことです。

八幡神社内にある社務所

ただし、いつ行っても大丈夫という訳ではありません。
受付日が決まっているみたいです。
いつ大丈夫なのか事前に確認しておいてください。

概要

住所〒770-0926 徳島県徳島市伊賀町1丁目6
TEL088-623-9234(八幡神社)
駐車場なしですが、境内に乗り入れ可能

さいごに

徳島に住んでいても、知ろうとしなければ徳島藩主のことなどあまり詳しく知らないという方が多いのではないでしょうか。私も、最近、徳島城博物館にて「蜂須賀三代」という特別展を見てきたので、こちらの国瑞彦神社にも興味が湧きました。

正直、歴代藩主が祀られているというのでとても重厚な社殿をイメージしておりましたが、とてもシンプルで質素な外観でした。

冒頭にも書いたように、八幡神社が天皇を祀っているので、それ以上に豪華にするわけにもいかなかったのでしょう。仕方ないですね!

ぜひ、国瑞彦神社にいかれる際には八幡神社も一緒に参拝してみてくださいね。