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リニューアルされた文化の森にある『徳島県立博物館』、営業時間やアクセス、料金は?

リニューアルされた文化の森にある『徳島県立博物館』営業時間やアクセス、料金は?

本日は、先日リニューアルオープンされたばかりの文化の森の徳島県立博物館へ行ってきました。
今回のブログでは感想や見どころ、徳島県立博物館の概要をお伝えできればと思っています。

リニューアルオープン

2021年8月9日に前の暗かった博物館から明るく見応えのある博物館へ生まれ変わりました!

とても綺麗で、展示も見やすく、良い感じにリニューアルされたと思います。

時代などによって分けられた空間

各空間を時代などによって分けられていて、順番に進んでいけますので、わかりやすく見やすくなりました。

各空間による展示

1、徳島恐竜コレクション
2、地質時代の徳島
3、先史・古代の徳島
4、中世の徳島
5、近世の徳島
6、近現代の徳島
7、徳島のまつりと芸能
8、徳島の自然とくらし
9、自然史コレクション
10、歴史・文化コレクション
11、県民コレクション
12、地球と生命の歴史
13、生物の多様性

徳島県立博物館の見どころ

地質時代の徳島

徳島は、ほぼ東西方向に、時代やでき方の異なる岩石や地層が帯状に並んでいます。ここでは、徳島をはじめ四国の地質や化石について紹介しています。

なんと言ってもこの恐竜の化石。前から展示されている化石ではありますが、空間やデザインが変わるとまた別物のように感じられます。ライトアップなんかもとても綺麗にされているので、迫力もでます。

天井まであるこの高い壁もインパクトありますね!

先史・古代の徳島

旧石器時代から平安時代までの社会と暮らしを紹介されています。
銅鐸や埴輪といった多彩な資料を展示しています。

色のコントラストで、緑の銅鐸が反対色の赤の壁でとても映えて見えます。綺麗です。

このように美しく並べられていると、余計に価値が高まるような気がします。
やはり展示はデザインがとても重要なのですね。

中世の徳島

平安時代後期~戦国時代の阿波の歴史について、板碑や古文書などを通じて紹介しています。

この十一面観音菩薩像は、徳島の青蓮院(しょうれんいん)に祀られていた仏像で10世紀に作られているそうです。
頭から体にかけて主な部分が1本の木から掘り出されているそうです。着ている裙(くん)の裾が短く、両足のすねが現れた珍しい姿との事です。

1541年(天文10年)に修復されているとの事です。

近世の徳島

江戸時代の阿波国の歴史を中心に紹介しています。とくに、徳島藩や阿波藍、四国遍路、刀剣などに関する資料を展示しています。

こちらの藩主が乗る船である「至徳丸」も前から展示されておりましたが、こちらは少し隅に追いやられた感はあります。とても立派な模型船で、個人的にはすごく大好物ですのでもっとライトアップなんかして展示して欲しかったなという思いはあります。

船の隣にある徳島城の天守閣ですね。素晴らしいです。

徳島のまつりと芸能

阿波人形浄瑠璃、阿波踊り、神社でのまつりに関する資料を紹介しています。

子供は少しこのゾーンが怖いと言っていましたが、気持ちは分かります。
このおじいさんは本当に動き出しそうなほどリアルで、顔を覗き込んだら「コラー!」と言われそうな雰囲気です。

徳島の自然とくらし

徳島県では気温や降水量など、地域によって環境が異なっています。そこにすむ生きものや自然を利用した人のくらしも多様です。

吉野川水域の生物や、那賀川水域の生物など、河川によって展示を分けています。
この展示もすごく綺麗です。

山や森の生物なども展示されています。とても雰囲気が良く、美しいです。

地球と生命の歴史

約46億年前、地球が誕生し、そして、生命が生まれました。長い時をかけて、生物はさまざまな姿に進化していきました。岩石や化石を通して、地球と生命の歴史を紹介しています。

ティラノサウルスの模型がとてもカッコいいですね!迫力がすごいです。
ライトアップがセンス良いですね。

日本でただ一つの展示『メガテリウム』

このメガテリウムの展示は、日本で唯一で最大級・最古級との事です!

メガテリウムは、更新世後期の南アメリカを代表する哺乳動物で、オオナマケモノというそうです。
ナマケモノの仲間で、木の葉などを食べていたとのことです。

見た目はクマみたいで、かなり肉食系に見えますが、違うんですね。びっくり!

メガテリウムと同じフロアだったと思いますが、とても綺麗だったのが、この黄色の石みたいなもので、中に昆虫などが詰まっているそうです。美しいです!

生物の多様性

現在の地球で見られる多種多様な生物の標本を展示しています。また、自然環境の悪化にともない、地球上の生物の多様性が失われつつあることも紹介しています。

こちらでは、現在も生息する多様な生物が展示されています。タヌキや狐、猫などさまざまです。

徳島県立博物館について

開館時間午前9時30分〜午後5時まで
休館日毎週月曜日(祝日の場合、翌日火曜日が休み)
この他、必要に応じて休館になることがあるとの事です。
事前にご確認ください。
入館料一般 400円
高校・大学生 200円
小中学生 100円

団体割引あり
※祝日・振替休日は,誰でも常設展観覧料は無料になるとの事です。詳しくはご確認ください。
※高校生以下は、土日も無料になります。

また、JAFカードを持っていたら2割引になりました。
住所徳島市八万町向寺山(文化の森総合公園)
TEL088-668-3636
WEBサイトhttps://museum.bunmori.tokushima.jp/default.htm

予約システム

現在、コロナウイルスの影響で入場者数の制限をしているとの事ですので、事前予約をおすすめしているそうです。こちらから事前予約もできるので、予約される場合はどうぞ!
https://museum.bunmori.tokushima.jp/mus-reserve/reserve_guide.html

さいごに

今回、グランドリニューアルオープンされた徳島県立博物館。
以前は暗い感じの博物館でしたが、とてもセンスの良い見応えのある博物館に変身しました。

子供たちにも徳島の歴史や、川や森の生態系を教えることもできるのでとてもこのリニューアルは良かったのではないでしょうか。

リニューアルされて間もない博物館はたくさんの人が訪れ、活気のある場所となっています。

ぜひ一度観に行ってくださいね。